member’s story:あやかちゃんの話。

もともと、中学で吹奏楽部に入って、パーカッションを担当してました。それがきっかけで、バンドを紹介してもらって。そのときはあんまり活動しないまま空中分解ってかんじだったけど、メンバーからいろんな音楽を教えてもらいました。RADWIMPS、ONE OK ROCK、そして、いちばん大好きになったELLEGARDENも。

故郷の青森から、高校卒業と同時に東京の会社に就職したあやかちゃん。たまたまその年の夏に始まった東京バンド研究会は、当初はFacebookやmixiで参加者を募っていました。彼女は2回目のLIVE告知を見つけて、応募してくれたんです。上京1年目、18歳の秋のことでした。

リハなう。

ばんけんを見つけたのは、Facebookだったと思います。上京したばっかりで東京に音楽仲間はいなかったし、人見知りで引っ込み思案だから、いきなり固定バンドに応募するのも気が引けて。ばんけんは、写真で見る限りは女性も多いし、毎回いろんなメンバーとバンドを組める。しかも初心者でも大歓迎とのことだったから、気になったんです。そしたら、大好きなELLEGARDENのこぴばんでドラムを募集していたので、勇気を出して応募しました。

最初、彼女は、とりあえず1回限りのつもりだったといいます。けれど、キュートなキャラクターと真摯にバンドに向き合う姿勢が他のメンバーのマインドを鷲掴みにし、バンドのお誘いが続出。毎回参加していくうちに、ばんけんのマスコットガールとなっていきます。

たくさんバンドをしているうちに、会社の同期の友達がばんけんのLIVEを観に来てくれて、すっごく楽しんでくれたり。その友達たちも、バンド経験なんてないのに、「自分も出たい」とか言ってボーカルで出演したり、楽器を始めたりする人もいて。音楽を通して、自分の世界がどんどん広がっていきました。休日も、ばんけんの友達とゲームしたり、遊んだりしてます。

Voもやるわよ。陰陽座とかMONOEYESとか歌っちゃうわよ。

彼女の東京生活と東京バンド研究会との重なりは、8年を超えます。いま、彼女が思う、東京バンド研究会の価値とは。

ひとを巻き込む楽しさ、ひとに巻き込まれる楽しさ、それがばんけんの価値かなって思います。新しくバンドを始める友達がいたり、あたしが好きなバンドを一緒にプレイしてくれる仲間もいたり。それに、自分からはなかなか見つけられない音楽も、たくさん知ることができました。BOOWYとかZIGGYみたいな80年代のバンドが好きなばんけんの人に巻き込まれたり。どっちもすごく価値のあることだと思うので。これからも、そういう経験をいっぱいしたいです。