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第4回 ベース初心者が絶対プレイすべき名曲選#03 リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION


3曲目もぼくが行かせていただきます。


コレもいい曲だねえ。


疾走感のある8ビート。ルート弾きもあるけど、それだけじゃない。かき鳴らすギター、マイクにかぶりつくボーカルをちゃんと支えつつ、華のあるフレーズもちりばめたりして。バンドをちゃんと支えるベース、っていう存在感がすごくいい。


難易度は確かに高くないんだけど、それなりに動きもあるから、練習曲としてもぴったりかも。Aメロとかはほぼベースとドラムだけで展開してるけど、激しいイントロとの対比があって楽曲をドラマチックに演出してる。ベースってこういうこともできるんだぜ、って主張してるかんじかな。


サビもいいよね。普通なら上がらないところで上がるかんじが最高のアクセントになってて。プレイ的には単なるルート弾きなんだけど、ぐいーん!ってベースが上がるのにつられて、リスナーのテンションも上がってく。みやざきくんもいうとおり、ベースのいろんな使い方がこの曲には凝縮されているような気がする。


やっぱ、単純に、大きい音で激しいプレイをする楽曲は、ベースもギターもボーカルもドラムもみんな楽しいんだよ、きっと。初心者のうちに、ぜひそういう経験をいっぺんでもしておくべき。グルーヴ感、とかってよくいうけど、この曲をみんなでプレイしたら、その意味がちょっとわかるかも。


大きいタイアップもついて(テレビアニメ『鋼の錬金術師』オープニング)、この曲を好きな人は多いだろうから、バンドでのグルーヴ感をリスナーとも共有できるよね、きっと。


ベースプレイに限らず、周囲を巻き込む力のある曲だから。プレイしてみて損はないはず。オススメです。

今回のまとめ

軋んだ思いを吐き出すのだ!