コンポジション 書くのが楽しくなる作詞の技法/西端慶一
作詞家、そして作詞のディレクターである筆者が、初めてオリジナル曲に挑戦するヨシオくんへのレクチャーを通して、作詞の楽しさ、奥深さを伝授する。
毎週水曜日更新。
【執筆者プロフィール】
ロックバンドのギタリストとしてメジャーデビューしたのち、作詞家・作曲家に転身。提供作品は100件以上。校正もこなす。
実際に作詞をするにあたって、まず必要なことは、テーマを決めることです。この曲は、なにを訴えるのか、そのことを明確にしておくと、表現に迷ったときにもいろいろと参考…
さて、Aメロ、Bメロときて、最後はCメロです。ポイントはたったひとつ。いちばん伝えたいメッセージをおもいっきり書き切ることです。 そうさ 僕らは世界に一つだけの…
Bメロは、Aメロの内容を受けて主題へと導くためのパートですが、コレがなかなかの曲者です。 筆者は元高校球児ですが、野球では、1ボール1ストライクのカウントがピッ…
ここからは、それぞれのパートについてもう少し掘り下げてみたいと思います。まずは導入パート。Aメロに相当する部分です。 ここでの役割は、作品の主題につながるキャン…
前項で、作詞の全体構成を、導入・展開・主題の3つのパートに分けて説明しました。ここでは、それぞれの分量について掘り下げて考えてみたいと思います。キーワードならぬ…
課題曲『世界に一つだけの花』は、ひとりひとりの個性を大切にして、自分らしく生きていこう、というメッセージソングですね。それがすなわち、最も作者が伝えたいメッセー…
作詞の仕方を具体的にお話しする前に、作詞にまつわる永遠の命題について考えてみたいと思います。すなわち、作詞に決まったつくりかたやルールはあるのか、ということです…
それではここで、少し自分のことをご紹介します。 筆者、ニシバタ(本名ではありません。この連載のためのペンネームです。事務所から筆名を命じられました)は、10代の…